結露のはてな?
断熱材のところで結露の話がちょっと出てきたので今回は結露について書いてみます。
よく悪い住宅の話で『結露がひどくて…』っていうの聞きますね。 じゃあどういう家が結露するんだろう? 湿気が多いからかな?それって湿度が高いということになるのかな?ということでまずは湿度について調べてみると、これはその気温での飽和水蒸気量に対する実際に空気中に含まれている水蒸気量のパーセンテージ。飽和水蒸気量(最大含むことのできる水蒸気量)は温度によって違ってきます。
《空気1ℓに対する飽和水蒸気量》
-20℃……0.9g
0℃……4.8g
10℃……9.2g
20℃……17.3g
30℃……31.8g
このように温度が高くなるほど飽和水蒸気量は多くなります。この数値まで水蒸気量があれば湿度100%ということ。それ以上になれば過剰なぶんが水滴となって現れる訳。
★疑問その1★でも実際家の湿時計が100%にならなくっても、結露ができたりするじゃないですか? それってどういうことなんだろうう?
★疑問その2★マンションに暮らしていた時、結露に対する注意書きのようなものをもらいました。 それにはこまめに換気すること、植物などに水をやりすぎないことなんてことが書かれてました。とにかく家でできるだけ水蒸気の発生を減らし、増えてしまった水蒸気はなるべく外に出す、ということでしょうか。 ということは外気がたくさん入ってくる家の方が結露が生まれないということになりませんか? でも今の住宅建築は『高気密』ですよね。逆に外気が余計に入ってくるのを防いでいるわけです。 なんだか???じゃないですか?
これもまた営業さんにも聞き、設計の人にも聞き自分でもちょっと調べた結果、こういうことみたいです。
まず部屋の湿度計が100%じゃなくても結露が生まれる訳は、部分的に温度が低くてそこで結露するから。冷たい水を入れたグラスの表面に水滴が付く、あの現象と同じです。例えば窓。室内の温度は暖かいのに窓は冷たい。そこで暖かい水分を多く含んだ空気が冷やされて含むことのできなくなった水分が結露になる。 それに冬場暖房をつけている部屋とつけていない部屋で温度差がある時、暖かい部屋の空気が寒い部屋に流れ込んでいって冷やされ結露ができる。なので全体の湿度が低くても結露は生じる訳です。
こういった事が『高気密住宅』の話にもつながっていきます。 隙間風が入るような家だとそこに温度差ができて結露がおきやすい。湿気が多くなった時窓を開けて換気をすれば湿気は外に出せますが、あまり外気が入り込むと冬場は寒いですよね。『高気密住宅』も全く外気が入らない訳ではありません。全く新鮮な空気が入らなければ室内の空気は淀んでしまうし、酸欠になっちゃいますよね(>_<) そういった事を防ぐために高気密住宅は24時間換気システムが備わっています。このシステムによって一定量の空気の入れ替えを行っているわけです。この量が多すぎても寒くなりすぎるし、少なすぎても空気の淀みや湿気がたまる原因になってしまう。このバランスが大切なんだな、と思いました。
それに高気密なだけじゃなくて高断熱な住宅じゃないと、やはり壁なんかに結露ができちゃったりするでしょうね。 窓はよく結露ができやすいところですが、断熱性の高い窓を使うとなおいいと思います。今は2層、3層になっている窓もあります。3層はかなり断熱性が高いですけど値段も高い!我が家は準防火地域なのでただでさえ価格の高い窓(網入り)を入れなければならなかったので3層は断念して2層にしたけど…
でもどんなに高気密・高断熱な住宅であっても家の中に大きな温度差があったら結露は生まれてしまいます。なのでどの部屋も同じくらいの温度を保つことが結露を生まない最大のポイントだと思います。光熱費をケチって使っていない部屋の暖房を止めたりしているのは良くない訳です。それだけに暖房設備を選ぶ時はかかるであろう光熱費を家全体を暖めることを想定して考えてくださいね。
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